Gマークとは国土交通省が認定し推進している安全性優良事業所の認定制度で、マークのGとはgood(良い)とglory(繁栄)の頭文字をとってこの名称がつけられました。
全日本トラック協会が38の評価項目を設定して当協会内の安全性評価委員会で認定される仕組みで、この制度は平成15年から実施されていて、2020年12月時点では安全性優良事業所は27065事業所があり、この数字は全事業所の約3割に当たる数字です。
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Gマークを取得するメリット
当マークに認定された事業所の事故の割合はその当マークを取得していない事業所に比べて断然に低くなっているのが特徴で、安全性が高いトラック運送業者を選ぶための一つの目安になります。
事故発生件数が減る
Gマーク取得するメリットは①事故発生件数が減ります。
これは運送業者と運転手の双方に安全意識が高まることによるものです。
経費削減が可能
②経費を削減が可能で、事故が減少すれば貨物保険や自動車保険などの保険料が少なくなり、経費の削減に繋がります。
Gマークの評価項目にあるエコドライブやグリーン経営認証の取得は燃料代やトラック修繕費の削減にもなり、このことも経費削減の要素に繋がります。
仕事依頼の件数が増える
③優良事業所の認定されれば、荷主からの信頼度が高まるため将来的には仕事依頼の件数が増えることが予想されます。
違反点数の消去条件の短縮される
④違反点数の消去条件の短縮されることになります。
Gマークの認定を受けると違反点数の消去までの期間は普通は3年となっていますが、それが2年に短縮されます。
IT点呼の導入が可能になる
⑤IT点呼の導入が可能になります。
当マークの認定で営業所或いは車庫間の点呼も対面点呼とみなされます。
CHGトラック導入の助成金要件が緩和される
⑥CHGトラック導入の助成金要件が緩和されます。
CHGトラックとは天然ガスを燃料とするトラックのことですが、低公害車導入促進補助金の最低導入台数がCHGトラック3台からCHGトラック1台で十分です。
点呼の優遇がある
⑦点呼の優遇があり、他の営業所の点呼や同敷地内でのグループ企業間の点呼が可能になります。
会社にとっては大変名誉になる
⑧Gマークを10年以上取得して、基準を満たすと地方運輸局長や運輸支局長から表彰されるので、会社にとっては大変名誉になります。
貨物保険の割引が適用される
⑨貨物保険の割引が適用されます。
助成金に関しては優遇が受けられる
➉全日本トラック協会が会員に対して行う助成金に関しては優遇が受けられます。
全日本トラック協会のホームページに掲載される
⑪全日本トラック協会のホームページに掲載されます。
このことで知名度や認知度が上がるので、顧客がより一層増えることが期待できます。
まとめ
メリットが多いので、このマークを申請するようにしたいものです。
最終更新日 2025年5月8日 by futsaa